三島由紀夫は、自分がこの世に生まれ落ちたときの記憶を、小説に書いた。だが、私は、出生時より早い段階のシーンを記憶している……。
【老いについて(1)】 ◯スイミングプールにて 時間のとれる日は毎夕、ジムで泳いでいる。 その時間帯、子どもたちのスイミングスクールと重なる。参加する少年少女たちが増え、一般・シニアが泳げるコースは年々、圧迫され、端っ […]