雑記帳
國分功一郎 『暇と退屈の倫理学』 書評(上)

若者によく読まれる哲学書だそうで、なるほど好感がもてる。ただし、〝暁の二段階論〟など、西欧近代的知の枠組に依拠していることに疑問を感じる。あえて、その点について触れてみる。

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雑記帳
『パーフェクトデイズ』 PERFECT DAYS

東京・渋谷区の公共トイレ清掃員の生活が淡々と描かれる映画に、こころを静かに動かされた。そこには、日本列島の労働観の一端が反映されている。

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遺された言葉たち
小林秀雄「女は俺が成熟する場所だった。書物に傍線をほどこしてはこの世を……」

書物に傍線をひいて世界を理解しようとするのは、観念の自然過程にすぎない。
これを「小癪な夢」として壊されたとき、人はなにごとかをつかめる。

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