柄谷行人 『力と交換様式』 [書評]
2023年1月24日
集大成の労作だが、西欧近代的知の限界が……。
① 交換様式Dの内実、② 交換における「力」の正体、③ D(ユートピア)の「到来」――核心の3点について批評してみる。
追悼 ジャン=リュック・ゴダール
2022年10月16日
【雑記帳】 滑稽でもの哀しい物語『気狂いピエロ』/観客に話しかけるフェルディナン/「コカ・コーラ」と「レーニン全集」/大団円の「物語」映画へのうんざり/その後のゴダール/「レーニン全集」が「民族・宗教」へ 映画監督、ジ […]
「あなたの宗教は?」と聞かれたら
2022年9月16日
【雑記帳】 日本列島人は「無宗教」なのか?そもそも「宗教」という概念が欧米とは異なる。列島文化を動かすオペレーティングシステムを探る――。 先日、Yahoo!ニュースの記事に目を止めた。 「日本では違和感ない「無宗教で […]
ウクライナ侵攻 ロシアの「大義」と「陰謀」の系譜
2022年4月25日
「目的は手段を浄化する」というネチャーエフの陰謀主義。それと、ツァーリズム、大義の3つが、互いにからみあいながら形成されるロシアの政治的な特殊性。
「立派で美しい大義」が「悪」に転倒する逆説
2022年3月12日
いまからちょうど半世紀前のこと。若者たちが惹き起こした、大きな社会的事件が二つあった。どちらも、陰惨な悲劇である。(『彼は早稲田で死んだ』)
なぜ「立派で美しき大義」や「善意」が、「悪」の惨劇を生みだしてしまうのか……。
『彼は早稲田で死んだ』に登場する事件の当事者で「アクティビスト」の辻信一さんの発言から考える。
ありがとう Arigato
2022年1月6日
【雑記帳】 ~「ありがとう Arigato」 語源と、意味の膨らみ、そして可能性~ 「ありがとう」。おそらく日本語でもっとも使われる言葉だろう。相手へのお礼、感謝の意を持つが、じつは、単にそれにとどまらない膨らみを内 […]