とよだ もとゆき(自註的略歴)

     (本名:豊田素行)

1947年、東京都台東区に生まれる。
上野不忍池の畔で育ったあと、武蔵野へ。

早稲田大学第一文学部人文専修卒業。
在学中、全共闘運動の波を被る中で、「近代との対峙」が思想的テーマとして浮上する。

2 つ目の出版社で労働争議が勃発。結成直後に組合に加入した倉庫勤務のアルバイターが解雇され、正社員が「解雇撤回・差別撤廃」を求めて、ともに起ちあがる。
これに端を発し、30代半ばまで、泥沼の10 年争議となる(この争議の顛末は『青春えれじい 解放区篇』に)。

以降は出版界から外れ、黎明期を迎えた「ニューメディア」、コンピュータ系分野に食い扶持を求める。

創業間もない日本ソフトバンク出版部(現SB クリエイティブ)では、コンピュータゲーム情報誌「Beep」(1984 年末創刊)初代編集長等を務める。
当時、病気療養中だった孫正義社長から呼び出され、
「とよだ君、マシン語の雑誌はどうかね?」
と打診されるが、マシン語の素養がまったくなく、興味も湧かず、丁重に辞退。ゲーム誌となった(コンピュータゲーム情報誌「BEEP」)。

その後も、デジタル系分野の企業を転々としながら、合間に「深海 遙」名で単行本を上梓。

2000 年からしばらくは、シニア向サイト「Slownet」(京都)の初代編集長。シニアライフの課題と向きあう。
京の仮住まい生活を通じて、古都(和風)の奥深さの一端に触れる。

現在はフリーで執筆・編集活動。
単行本著述のかたわら、取材記事を請け負い、全国各地を訪ねる。

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主な著書に、『「ありがとう」の構造』(2021年)、『吉本隆明と「二つの敗戦」 [新装増補版]』(2020 年)、『青春えれじい 解放区篇』(2019 年)、『労働止揚論』(2018 年)、『村上春樹と小阪修平の1968 年』(2009 年)、『ほっこり京都時間』(2005 年)、『「がんばらない」宣言―スローライフのすすめ』(2003年)など。
ほかに、「深海遙」名で『村上春樹の歌』(1990 年)、『ユーミンの吐息』(1989 年)や、編著も。