遺された言葉たち
与謝野晶子「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき」

【遺された言葉たち】② 二十歳前後でこの歌に出会ったころ、私は「こよひ逢ふ人みなうつくしき」との心情をとても抱けない情況にあった。

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