中島岳志 『縄文 革命とナショナリズム』を読んで新着!!
2025年11月12日
戦後社会は、平板で、なれあい的で、ずる賢くこぢんまりまとまり、近代文明の毒で腑抜けになってしまった――そうみなす縄文論者たちは「弥生」的現実に対抗し、「縄文」に変革の根拠を求めた。ただ、そこには「原始」に「イノセント」を見出す思考の危うさも潜む。新ジャパノロジーの立場から感想を記す。
戦後社会は、平板で、なれあい的で、ずる賢くこぢんまりまとまり、近代文明の毒で腑抜けになってしまった――そうみなす縄文論者たちは「弥生」的現実に対抗し、「縄文」に変革の根拠を求めた。ただ、そこには「原始」に「イノセント」を見出す思考の危うさも潜む。新ジャパノロジーの立場から感想を記す。