雑記帳
「疎外」ということ 『暇と退屈の倫理学』書評 (下)

『暇と退屈の倫理学』 書評 (下)
半世紀少し前には、流行語のように使われていた哲学用語「疎外」。今ではあまり見聞きしない。
國分功一郎さんは、忘れられた「疎外」概念の復権を訴える。心意気、よしとしたい。ただ、そのとらえ方には、少なからず疑問を覚える。
「疎外」とは何であり、21世紀の今、その概念はどう活かせるのか――。

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雑記帳
國分功一郎 『暇と退屈の倫理学』 書評(上)

若者によく読まれる哲学書だそうで、なるほど好感がもてる。ただし、〝暁の二段階論〟など、西欧近代的知の枠組に依拠していることに疑問を感じる。あえて、その点について触れてみる。

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遺された言葉たち
マルクス「君は愛をただ愛とだけ、交換できるのだ」

【遺された言葉たち】① ~刻まれ、今も消えない言葉~ 君は愛をただ愛とだけ、信頼をただ信頼とだけ、その他同様に交換できるのだ。 カール・マルクス『経済学・哲学草稿』(城塚登・田中吉六訳)  美しい宣言である。 「愛をただ […]

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