“奪いあい"と“生きづらさ"をもたらす「労働」。
だが今日の「労働」は普遍的なシステムではない。日本列島に定着してから、たかだか百年少々の歴史が経過したのにすぎない。
「ワーク」と「ライフ」、「生産」と「消費」、「苦役としての労働」と「遊び」といった二項対立構造の止揚が求められている。ヒントは列島古来の「はたらき」観に―。
西は、創世記、キリスト教、古代ギリシャ哲学から、カント、ヘーゲル、マルクス、バタイユ、ヴェイユを経てリフキンまで。
東は、安藤昌益、本居宣長から、岩井克人、落合陽一まで。
古今東西の労働観と対話しながら、「労働」止揚の理と方向を示す。
四六判、ペーパーバック、536ページ、税別2700円、2018年刊、
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